記事の詳細

松浦漬1
先日、長崎に住む友人から珍しいモノを送ってもらいました。
その名は「松浦漬」
昔捕鯨が盛んだった佐賀県唐津市呼子の名物で、鯨の蕪骨(かぶらぼね)という軟骨の粕漬です。明治半ばから造られているそう。
この派手な缶詰デザイン。かなりインパクトあって個人的に好きです。私は子供の頃からずっと気になっていて、長崎の実家の近所の食料・雑貨品店(私の子供の頃はコンビ二は無かった…)でパイナップルや牛の大和煮の缶詰などといっしょにホコリをかぶって陳列してあった記憶があります。
松浦漬2
 「農林大臣賞」、「厚生大臣賞」、「内外各種博覧会金賞」受賞だそう。各賞総ナメです。「農林水産大臣」でなく「農林大臣」というところに時代を感じます。
「松浦漬」を初めて食べたのは、確か社会人になってすぐくらいの頃。
子供の頃からなんか気にはなっていたのですが、缶詰から読み取れるデータとしては、「鯨の蕪骨とかいう部分の粕漬け」、「厚生大臣賞受賞」、「農林大臣賞受賞」などといったなんとなく子供向けでは無さそうな感じしか読み取れず、結構値段も高いということもあり、結局一度も食べたことないままいつのまにか20年近い時を徒に過ごしてしまっていました。
松浦漬3
で、この松浦漬け、肝心の”味 ”なんですが、個人的に「酒かすに漬け込んだ魚介類は好きだが酒かすそのものはあんまり好きでない私」にはそれほど美味しいものとは思えませんでした。
もしこの記事を読んで購入された方がガッカリされるといけないので、あらかじめお話ししておきますと、缶詰の中身はほとんど酒かすで肝心のクジラの蕪骨というものはごくわずかです。
内容量200gの内180gは酒かすのような気がします。(原料の入手難を考えるとこれぐらいが精いっぱいなのかも)。
また量的な問題だけでなく、この「かぶらぼね」というもの自体がクジラの軟骨であり、軟骨なだけにこの蕪骨そのものにはあまり味が無いという決定的な事実が
 松浦漬=酒かす?
というあまり喜ばしくない印象を消費者に与えているような気がしてます。
もともとはクジラがたくさん捕れていた時代に、あまり積極的には食べられていたとは思えない軟骨部分をたくさん粕漬けにして、そのコリコリとした食感を楽しんでいたのではないのかなと私は推測します。(昔からずっとこうだったりして…)
クジラという食材の置かれた状況の為か、現在の松浦漬で「クジラの軟骨の食感」を味わうのは難しく、これは「酒かすの味そのものが大好き!」という”コアな酒かすファン”にしか伝わらない美味しさではないのかと私は思います。
松浦漬4
これが半透明状の「かぶら骨」
昨今の捕鯨規制問題を考えると当分原料の入手難は続くと思われます。原料の入手難は価格に反映され、現在では一缶200gのものが1200円前後。
このように松浦漬が置かれた状況は非常に厳しいものが有ります。
赤身刺身、尾の身、コロ、ベーコン、オバケ等のクジラ料理ファンというのはよく聞きますが、松浦漬が好きだという人には私はまだ出会ったことがありません。出会う以前に九州でも松浦漬が話題になったことすらありません。
ただブログ等では「酒かすの味が美味しくて酒の肴として最高!」、「酒かすの味が絶妙であった」等の記述もあるので、やはり酒かす好きの人には好評のようです。
後は価格がなんとかなればというところでしょうか?
私の地元・北部九州の歴史あるクジラ食品として、細々とであってもいいから生産を続けていってほしいのですが。
もし興味を持たれた方で酒かすが好きな方がいらっしゃったら、一度食べてみて下さい。ネット等でも購入できるようです。
ちなみにこの松浦漬、酒かすごと適量を熱いうどんに入れて溶いて食べると、「芳醇な味わいのうどんつゆ」となってかなり美味しいということを後日発見致しました。
試してみてはどう?

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